15日午後、ジュネーブで開かれた世界貿易機関(WTO)の第8回定期閣僚会議に出席した中国商務部の陳徳銘部長は、今回の会議やドーハラウンドなどについて、新華社や日本共同通信などの合同インタビューに答えた。
今回の会議とドーハラウンドについてどのような期待をするかという質問に対し、陳徳銘部長は、「多国間貿易体制は世界の貿易自由化と便宜化を維持する重要な手段である。これは歴史的にも証明されており、各国は協力してドーハラウンドが成功するよう努めるべきだ」と述べた。そして、中国はドーハラウンドの支持者であるとの立場を再度表明したうえで、「交渉の成果を無駄にはしてはならない。実行可能な方法を追求し、対立を埋め、最終的に協議を達成させることが望ましい」と主張した。
今年、中国は一部のアメリカから輸入する自動車に対して、反補助金税と反ダンピング税を課すと決定した。これに関して、アメリカの記者から「中国が反対している保護貿易主義ではないか?」との質問が飛んだ。