2012年中国経済下振れリスク拡大 投資各行予測

2012年中国経済下振れリスク拡大 投資各行予測。

タグ: 2012年中国経済

発信時間: 2011-12-20 16:59:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国際金融(CICC)、野村証券アジア、JPモルガン・チェースなど投資銀行は19日、2012年の中国マクロ経済と株式市場の予測を相次いで発表した。上記の投資銀行を含む各金融機関は、2012年の中国経済は下振れリスクに直面するとの見方を示した。

CICCの彭文生チーフアナリストは、2012年のGDP成長率は8.4%、そのうち消費貢献度は4.5%に上昇する一方で、投資の貢献度が4.4%に低下すると予測。純輸出貢献度も-0.5%なると見積もった。CICCは、2012年は外部のリスクに直面すると予測。欧州債務危機が悪化し、世界に波及した場合、中国の輸出はやや大きい打撃を受け、また、資本の流出が拡大すれば、中国経済は比較的強い下振れリスクに直面するとした。

野村証券の張智威チーフアナリストは、「2012年のGDP成長率は7.9%、1998年以降初めて8%を下回る見込み。これは中国にとって異常な事態である」とさらに悲観的な見方を示した。同氏は、来年第1四半期のGDP成長率を7.5%と予測、経済成長がさらに鈍化するとした。また、1-6月にかけて不動産投資が大幅に減少し、工業生産も比較的大きな打撃を受けると予測。輸出も大幅に減少するとの見方を示した。

JPモルガン・チェースの社長兼中国証券大口商品主席の李晶則氏は、2012年のGDP成長率を8.2%と予測。みずほ証券アジアの沈建光チーフアナリストは、「今後2~3四半期、経済成長は引き続き鈍化するが、政策の緩和にともない、下半期ごろに成長スピードは回復する見込みである。年全体では前低後高の様相を呈し、GDP成長率は8.6%になる」と予測。ドイツ銀行は2012年のGDP成長率をこれまでの予測より0.8ポイント低い8.3%に下方修正した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月20日

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