上海・深セン市場に上場する821社が2011年度決算見通しを発表した。うち、増益見通しは190社、黒字継続は108社、小幅増益は298社、黒字転換は21社で良好な業績を見込んでいる企業は617社に上り、全体の75.15%に達した。
第1級産業を見ると、機械設備、化学工業、建築・建材の3業種で良好な業績を見込んでいる企業が最も多い。「証券日報」市場研究センターは、これら3業種の決算見通しと投資チャンスを分析した。
機械設備 105社が業績良好
「証券日報」市場研究センターの統計によると、決算見通しを発表した機械設備関連の企業137社のうち、増益は23社、黒字継続は17社、小幅増益は64社、黒字転換は1社で、良好な業績を見込んでいる企業は105社に上り、同業種全体の76.64%を占めた。
政府の4兆元投資に後押しされ、ここ数年の固定資産投資の増加率は「4兆元」の影響を受けて徐々に縮小し、2012年の固定資産投資の増加率は過去平均水準の約20%まで縮小した。2012年の同業種の投資構想について、長江証券は、好景気の維持と周期性があるという見地から段階的なチャンスが得られると分析する。