買収資金のうち810億円は日本の銀行から調達し、残りは双方が2億7290万ドルずつを出資し初期資本に充てる。買収後はGLPが資産を管理する。GLPと中投公司の海外投資における提携はこれが初めて。物件の67%は物流サービス業者がリース、13%は電子商取引会社がリースしている。
中国国際金融有限公司(中金公司)の白宏煒アナリストは、「日本市場は比較的成熟しており、同事業はGLPに安定したキャッシュフローを提供できるが、中国は新興市場であり、賃貸利回りが高い。日本市場からキャッシュフローを獲得して中国事業の急速な拡張に資金援助ができれば、相乗効果が得られるだろう」との見方を示した。
また物流業の関係者は、今回の買収が地域の物流一体化を強化し、業界全体の物流コストを削減できると見ている。また、日本の物流業の先進的な経営理念を参考にし、国内の配送センターの管理レベルとサービスを向上できると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月21日