12月19日、第四回アジア財富フォーラムが北京で開かれた。全国政治協商会議経済委員会の鄭新立副主任は同フォーラムで、「中国経済の急成長は少なくともあと20年は続く。高度経済成長の期間として、中国は世界一となる」と述べた。
中国政府は、インフレ抑制をマクロ調整の最優先事項に位置付け、金融引締め政策を実施してきた。そのため、経済成長速度はやや鈍化。国内総生産(GDP)は第1四半期が9.8%、第2四半期が9.6%、第3四半期が9.4%と伸び率が縮小し続けている。鄭新立氏は、2011年の年間GDP成長率について、「9.2%前後になる」との見方を示した。
2010年のGDP成長率は10.4%だったが、2011年は9.2%前後とやや下落した。鄭新立氏は、「経済成長の鈍化は正常」とし、「第1-3四半期の成長率は世界でもトップクラスであり、高度成長の範囲内である」との見方を示した。