中国国家発展改革委員会と商務部はこのほど、「外資系企業投資産業指導目録(2011年改訂)」の全文を発表した。2012年1月30日からの試行となり、同時に「外資系企業投資産業指導目録(2007年改訂)」が廃止される。
2011年改訂版では、主に2つの事項が修正された。1つは対外開放を拡大し、外資出資制限を緩和すること。もう1つは外資の投資先を調整することで、ハイエンド製造業、戦略的新興産業、現代サービス業への投資、中西部地域への投資を奨励する。
外資出資制限の緩和について、2011年改訂版では「奨励」される項目が増え、「制限」と「禁止」は減少した。これまで制限されていた医療機関とファイナンスリース会社への投資は許可され、新エネルギー発電設備などの分野への出資比率の制限がなくなった。出資比率に対する要求は、改正前の目録より11項目減った。