重慶市と同じく、中・東部の一部の省・市は2012年のGDP目標を2011年の実質成長率よりも低く設定している。例えば、安徽省は2012年の目標を2011年と同じ10%と設定したが、これは今年の実質成長率よりも3%前後低い。
南京大学商学院の宋頌興教授は、西部の目標が中・東部より高いことについて、「工業化、都市化がまだ進んでおらず、東部に比べて、成長の余地が残っていること」、「政府が西部の開発を国家戦略に掲げていること」、「西部に多い資源産業の急成長が、GDPの成長を後押ししていること」を理由として挙げた。
中・東部のGDP目標に関して、あるアナリストは、「とくに東部は経済モデル転換の肝心な時期にあり、成長の質と効率を重視している。そのため、目標を低めに設定した」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月30日