「日本自身のアニメ市場が先細りになる一方で、中国など海外市場は拡大し続けている。この市場を開拓するとともに、アニメの制作作業においても協力関係を模索したい」。かつて日本のアニメ界は国際協力を良しとせず、国と国との文化的相違から、登場人物に対する制作者の理解が違ってしまうと考えていた。しかし、現に協同作業が成功した経験があることを踏まえれば、この問題は克服できるはずである。いま日中間で、アニメ関連の協力や各種交流がますます活発になっていると同氏は言う。
限られた予算であってもアニメ制作で手を抜くことはなく、関わる人間全員が精魂込めてアニメを作っている――こういった姿勢が、日本アニメが国内外で広く受け入れられる一番の理由なのだと布川氏は締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月4日