イギリス・ロイター通信は、アメリカの失業率と同様に中国の豚肉価格が世界経済の重要な指標になる可能性を報じている。
報道によれば、中国の内需が国際投資家の関心を強めており、世界経済を考える上での重要な指標となりつつある。内需に注目するにあたり、主要食品価格の動向を知るのが手っ取り早い。中国のGDPの成長率の40%が個人消費。主要食品価格の動向が、可処分所得の数値に直接影響を与えるためだ。
食品価格安定が内需を拡大
同報道によると、豚肉価格の動向が中国のインフレ水準に大きな影響を与えるという。中国の消費者物価指数(CPI)のわずか3%を占めるに過ぎないとはいえ、豚肉は中国人が最も好む肉類。豚肉価格の高騰が消費者のインフレに対する実感に大きく影響を与える要素を持つ。