現在、全国社会保障基金の運営資産は約8000億元。これで新たに1000億元が追加される。アナリストは、「年金基金に利するよう、この1000億元はまずリスクの低い資産に投資される。また、株式市場にも相当な比率が投資されるだろう」との見方を示した。全国社会保障基金の資産運用状況から予測すると、約30%~40%が株式市場に投資される見込みである。
業界関係者は、「まだ一つの省が認可されただけ。『今後、他の省も認可されるのか』、『全国社会保障基金に預託するのか、それとも新たな投資機関を設立するのか』については、まだ観察が必要である」と述べた。戴相龍理事長は、「年金の投入に関しては、まず経済水準の高い省が試験的に開始する。今後、それが拡大するかどうかについては、各省の要求と国務院の規定に照らし合わせた上で、徐々に推し進めていく」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月17日