年末が来るたびに、「年末ボーナス」をめぐり、各業界で熱い話題になる。海外で年末のボーナスの回数ややり方に違いはあるのだろうか。
日本:さまざまな名目でボーナスを支給
年末ボーナスといえば、日本企業はなかなか大盤振る舞いをする。日本の公務員や一般企業では、毎年2回のボーナスが支給される。6月末に勤労手当て、12月初に年末ボーナスだ。統計によれば、半数近い公務員のボーナスは平均で64.7万円、4か月分の給与に当たり、成績優秀者には6か月分の給与分が支給されることもある。
日本の公務員のシステムでは、職位によって年末ボーナスに大きな違いがある。一般職員から一级あがると60%多く受け取れる。所長クラスのような幹部になると年末ボーナスは一般職員の2.5倍前後だ。統計によれば、昨年最も高いボーナスを獲得したのは最高裁判所の裁判長・竹崎博允氏で約558万円だったという。
ここ数年は、金融危機の影響もあり、日本国内の経済状態はずっと不振続きだ。日本政府は何度も公務員のボーナス査定を見直している。世論によれば、公務員待遇は近年ずっと縮小傾向にあるというものの、年末ボーナスについていえば、大企業と遜色がない規模だ。公務員という職業に人気があるのも、年末ボーナスの影響が少なからずあるのだろう。