中国建設銀行とボストン・コンサルティング・グループが共同で発表したレポートによると、2011末時点で、中国の個人の投資資産総額は62兆元に達した。そのうち、投資資産が600万元を超える家庭は約121万世帯で、その資金総額は27兆元に達する。2008年から2010年の3年間、個人の投資資産総額は年平均32%、高所得家庭は年平均42%のスピードで増加した。
2005年にシティ・バンクなどが中国でプライベートバンキング業務を開始して以降、中国本土ではプライベートバンキングの開設が相次いでいる。2007~2008年には、中国銀行、招商銀行、中信銀行、工商銀行など中国の銀行もプライベートバンキング業務を開始、プライベートバンキング競争が熾烈化した。現在のところ、約20社がプライベートバンキング業務を開設している。