◆人民元のデザインの変遷
紙幣研究の専門家の袁銀龍氏は7日、「中国で発行された1-5代の人民元のデザインを比較すると、古代の元素を利用した背景は少ない。第5代100元札に、戦国時代の漆器の図案等の伝統的な元素が現れたことは、国家の伝統文化に対する重視を示している」と指摘した。
袁氏は、「中国の早期の人民元は、主に労働者、煙突、橋、飛行機、軍艦等を主なデザインとし、社会の発展と建設の光景を示した。その後は少数民族を主なデザインとし、56の民族の大団結を示した。第5代人民元は、国家指導者をデザインとしている」と語った。
「人民網日本語版」2012年2月9日