中国国家外貨管理局は9日、今年の中国の国際収支は引き続き黒字となるが、黒字額は大幅に減少し、より不安定になり、国際収支は均衡化に向かうとの見通しを示した。
上述の判断について、外貨管理局は次の4つの理由を挙げた。まず1つ目は、世界経済の回復が遅く、中国の輸出の伸びに悪影響を及ぼすが、中国の備蓄が投資を上回るという構造的な問題をすぐに改善することは難しく、経常収支は黒字を維持する見通しであること。
2つ目は、中国は経済発展モデルの転換を加速化し、消費や輸入を促す各政策を積極的に実施し、貿易が均衡化すること。