中国外交部領事司の関係者は、「中国の投資移民は世界の投資移民の一部であり、中国の国力増強を示している」と述べた。
英内務省のデータによると、2010-2011年度、英国に投資移民した中国人は約50-60人に達し、前年から倍増した。英国は投資額を100万ポンド(約1億2200万円)と定めているが、これに基づけば中国人富豪は英国に対して、1年間で最低50億円以上の資産を移転している計算になる。
伊「The European Times」は、イタリアの経済分析機構「Cerved」の調査によると、外国からの投資移民(中国からの移民も含まれる)が、2010-2011年に20%の増加率を維持したと報じた。中国から移民した企業主は現在、合計で3万6300人に達している。また昨年、中国から6000人以上の投資移民を受け入れた。1人当たりの投資額が最低1万ユーロ(約100万円)であることから、イタリアは昨年、中国人富豪から少なくとも60億円を得たことになる。
一部の統計によると、シンガポールやマレーシアなどのアジアの主な移民目的国は、中国より毎年数千人の投資移民を受け入れており、投資資金が5億元(約60億円)以上に達している。