イラン石油省は19日、イギリスとフランスの企業への原油販売を停止したことを公式サイトで発表した。
欧州連合(EU)が1月に決定したイランの原油輸出と中央銀行に対する制裁措置は、イラン側の強い反発を引き起こし、多くの議員と政府高官はEUの一部の国への原油輸出を停止すべきだと主張した。
原油産業はイラン経済の命脈である。石油輸出国機構(OPEC)加盟国で2番目の原油生産国であるイランの原油の1日あたり平均輸出量は260万バレルで、その約20%がイタリアやスペイン、ギリシャなどのEU加盟国に輸出されている。