報道によると、米国が国債発行を通じて外国政府から借りた1ドルのうち、23セントは中国が出資したものだという。過去2カ国間のデータに基づいて計算すると、米国が国債発行で外国政府から借りた1ドルのうち、中国の出資分は24セントに達するという。
注意すべき点は、中国は米国の長期国債330億ドルを売却する一方で、住宅抵当証券(モーゲージ)95億ドルを買い増したということだ。これには住宅抵当公庫のファニー・メイや住宅金融抵当公庫フレディ・マックが発行する住宅抵当証券、連邦住宅貸付銀行(FHLBank)が発行する無担保短期債券も含まれる。日本の野村証券の報告によると、中国が昨年12月に米国政府の後押しする住宅抵当証券やいわゆる機関担保債券を買い増したことは、中国は米連邦準備制度理事会(FRB)が3回目の量的緩和政策を打ち出すと予測しており、その中から利益を獲得する準備を進めているということを示すのだという。
「人民網日本語版」2012年2月20日