2月21日から開催されている「全国輸出入工作(業務)会議」において、商務部の鐘山副部長は「現在、今後の対外貿易の多様化戦略の重要なブレークスルーとして、すでに30カ国を選定している。2015年までに、対欧米諸国・日本・香港以外の貿易が対外貿易に占める割合を5ポイント上げることを推進する。これは今後、新興国の輸出市場には少なくとも1000億米ドル規模の成長が見込めるということである」と述べた。
税関総署のデータによると、2011年、中国の輸出入総額は3兆6420億6000万米ドルで、輸出総額だけ見ても、2兆米ドルほどに達する。2015年までに5ポイントの成長が見込めることはつまり、従来の輸出先以外の新興国市場には1000億米ドルの規模拡大が望めることを意味する。