バンクオブアメリカ・メリルリンチはこのほど、アジア7カ国・地域(オーストラリア、中国、インド、香港、日本、韓国、シンガポール)のCFO(最高財務責任者)465人に対する調査結果をまとめた報告書を発表した。それによると、アジア(日本を除く)のCFOは、アジア経済の未来について楽観視しているが、世界経済の見通しについては慎重な態度を示していることがわかった。中国証券報が報じた。
アジアCFOのGDP成長率に対する見方は両極に別れた。今年本国のGDP成長率が上がるだろうとした人は32%、下がるとした人は27%だった。マクロ経済に対しては様々な懸念があるものの、過半数(58%)は今年の営業収入増加を見込んでおり、中でもインドのCFOの比率(77%)は最高だった。また、52%は今年の利潤増加を見込んでいる。