京都天華会計師事務所が23日に発表した2012年度「国際商業アンケート調査報告」によると、対象となった大陸部企業の60%が過去12カ月間に感じた圧力は前年同期に感じた圧力よりも増大したと答えた。世界平均の28%を大きく上回り、債務危機の困難にあえぐギリシャに次ぐ世界ワースト2位だった。台湾地区は57%でワースト3位だった。「国際金融報」が伝えた。
圧力を生み出す原因についてたずねると、回答者の24%が業務目標の追求が圧力になっていると回答し、20%が生活と仕事のバランスを取るのが難しいと答えた。また調査によると、中国の企業家は過去12カ月間に、公的な休日を除けば、平均7日間しか休暇を取っておらず、日本に次ぐ世界ワースト2位だった。
同事務所の徐華管理パートナー兼董事長(会長)は、「急速に発展する新興市場である中国大陸部の企業家は、引き続き大きな圧力を背負っている。2011年の中国企業の経済面での動きは前年に続いて目を引いたが、高いインフレ率によってコストが増大し、中小の民間企業は資金調達が困難になり、このため企業家はより多くの時間を業務に充てて、競争力の維持を図っている。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年2月25日