中国、自動車の過剰な生産能力制限 GMやVWが得する

中国、自動車の過剰な生産能力制限 GMやVWが得する。 米ブルームバーグによると、世界最大の自動車市場として、中国は既に過剰な生産力を制限することに取り組んでいるという。そして、とっくに中国で安定し、大規模な生産力と生産量を誇る老舗自動車メーカー、例えばゼネラルモーターズ(GM)などにとって、この取り組みは大した影響を与える事はなく、まして利益を得ることになるはずだ。しかし、新参者にとっては、厳しい洗礼となるだろう。

タグ: 自動車 生産能力 過剰 富士重工

発信時間: 2012-02-25 14:36:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米ブルームバーグによると、世界最大の自動車市場として、中国は既に過剰な生産力を制限することに取り組んでいるという。そして、とっくに中国で安定し、大規模な生産力と生産量を誇る老舗自動車メーカー、例えばゼネラルモーターズ(GM)などにとって、この取り組みは大した影響を与える事はなく、まして利益を得ることになるはずだ。しかし、新参者にとっては、厳しい洗礼となるだろう。

GM 中国市場の「需要伸び続ける」と断言

中国が国外からの投資協力を求めていた7年間、国外の自動車メーカーは変わらぬ優遇を受けていた。工場建設の優遇政策は1月30日に終了している。昨年12月9日、中国最高経済計画部門はサイトで以下の情報を公開した。英調査会社LMC社が行った調査からわかるように、注視すべきは、この政策変更は、中国が新たな工場建設の要請をこれ以上受けない予定であることを意味しているということだ。

LMC社アジア上海地域の責任者であるJohn Zheng氏は「海外の自動車メーカーはもはや人気者ではなくなった。中国市場に期待している人はいくらでもいる」と述べた。

ブーズ・アンド・カンパニーは「新たなメーカーが大幅になだれ込めば、中国は国外の自動車メーカーの新たな参入を制限する可能性があり、そうなれば、ゼネラルモーターズやフォルクスワーゲンなど既に市場に加わっている古参だけが甘い汁を吸うことになる」と考えている。古参メーカーの今後の増産計画は既に政府の許可が下りているからだ。「既存のメーカーにもある程度プラスとなる。新たな参入による競争力の衰退を和らげることができるのだ」と米コンサルティング会社アリックスパートナーズ上海地域取締役Ivo Naumann氏は指摘する。

GMは中国最大の国外自動車メーカーであり、2月16日の報告によれば、2011年の純利益は91億9000万米ドルに達した。市場でのシェアも13ポイント上昇と、2011年の3倍以上、上がっている。

伸び幅

先月の湖北環境保護局のサイトによると、GMが2015年までに生産量を倍の500万台まで増やすことを目指していることわかった。これは70億元(約11億米ドル)の工場建設を許可されたのと同じである。

2月15日、GM中国CEO・Kevin Wale氏は、「政策の変動は政府の目当てが、外部投資から他の業界へと変わったからである」と指摘し、「近年、中国政府が自動車業界でここまで大胆な政策を行うのを見たことがない」と話す。

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