2012年日本自動車業界を予測する

2012年日本自動車業界を予測する。 筆者が勤める会社は自動車部品を作っている。元旦に出勤し、すぐ関係先に新年のあいさつ回り。一通りすませた後、どの顧客も筆者の会社と大差ないことに気づいた。以前と利潤を比べると大きな差があるのはもちろんだが、注文はまだあり、単価は当然ながらますます低くなっている。それでも完全に黒字にならないというのではなく、ただ利益が下がっているのだ…

タグ: 日本 自動車 倒産 ハイブリット トヨタ 部品 洪水

発信時間: 2012-02-02 16:01:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

文=俞天任

筆者が勤める会社は自動車部品を作っている。自動車は現在、日本にとって真の基幹産業だ。いわゆる基幹産業とは生産高が国内総生産(GDP)に占める割合にとどまらず、さらに、この産業がその他の産業をけん引しているか、また就業率への貢献度にも目を向ける必要がある。もともと日本には家電と自動車という2つの基幹産業があったが、家電産業は韓国と中国に挟み撃ちされる中、低中級品市場はほぼすべてを失い、高級デジタル製品のみが残っているが、基幹産業としての地位はすでに失われており、実際には日本の現在の基幹産業は自動車だけだ。

元旦に出勤し、すぐ関係先に新年のあいさつ回り。一通りすませた後、どの顧客も筆者の会社と大差ないことに気づいた。以前と利潤を比べると大きな差があるのはもちろんだが、注文はまだあり、単価は当然ながらますます低くなっている。それでも完全に黒字にならないというのではなく、ただ利益が下がっているのだ。

昔の喜色満面の様子を浮かべ、今朝の心痛の表情を目にし、将来のさらなるため息を思いながらも、不可解なのは、眼前の12年への展望を語り始めると、一斉に大きな自身をみせたことだ。12年が過ごしにくくなることはない、と誰もが考えており、ある企業の社長はなかば冗談めかしてこう言った。「弊社が破産、倒産するのは今年ではない」

事実、こうした楽観的観測は昨年初めから出てきた。当時、トヨタが最も早く08年のリーマンブラザーズ破産による世界的な金融危機から抜け出しことで、誰もがトヨタが先導する新世代のハイブリット車と電動自動車ブームに期待を託した。だが、3月11日に起きた東日本大震災で部品メーカーは打撃を受け、さらにはそう短くない期間、日本国内のすべての自動車総ラインは生産を停止する事態に追い込まれた。ようやく生産を再開すると、今度はタイで洪水が発生。災害が自動車メーカーにもたらした打撃は、地震に比べ決して小さくはない。しかも災害はまだ完全には収束していない。

1   2    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。