沈報道官によると、中国政府は関連の原材料製品の輸出や国内での調達、生産について、共同歩調での管理を進めている。国内・海外市場の情況や資源環境の負担能力を総合的に考えて、毎年の輸出量を合理的に確定しており、国際市場の正常なニーズを基本的に満たしている。ここから中国が責任感あるWTOメンバーであることがわかる。
沈報道官によると、米欧日が打ち出した話し合いの請求に対し、中国はWTOの紛争処理プロセスを踏まえて適切に対処する方針だ。中国政府は一貫してルールを重視し、承諾を守り、WTOルールに基づいて両高一資製品に対する科学的管理を行っている。
ここ数年来、中国がかかわる貿易摩擦が増えている。これについて沈報道官は次のように述べた。現在、世界経済の回復には不確定性が多く、さまざまな形の貿易保護主義が増えており、世界一の貨物輸出国である中国が遭遇する貿易摩擦の件数が上昇し、種類も増え、範囲も拡大している。その一方で対処がますます難しくなっているという。