沈報道官によると、商務部は貿易摩擦対策を非常に重視しており、最近はさまざまな方法を通じて中国企業の貿易摩擦対応を支援し、世界における中国企業の合法的な利益を守ろうとしている。主要貿易相手国の政府との間で貿易救済措置としての対話メカニズムを打ち出したり、企業の貿易摩擦への対処のために政府の公共サービスを提供したり、企業の訓練・研修に力を入れたり、企業が貿易摩擦への対応力を高めるのを支援したり、WTO紛争処理制度を十分に利用して企業の利益を守ったりすることなどだ。
沈報道官によると、今さまざまな見方が出ているが、多国間ルールは西側諸国が制定したものであり、あまり公平ではない。中国は世界最大の輸出国として、ルールの制定をめぐる話し合いにより積極的に参加し、一層公平で合理的なルールの環境を創出する考えだという。
「人民網日本語版」2012年3月16日