中国国家発展改革委員会と商務部は今年1月、「外商投資産業指導目録」の改訂版を発表、「自動車全車製造」を奨励分野から許諾分野に変更した。つまり外資メーカーの中国投資に対する奨励を止めたということである。
自動車業界アナリストの賈新光氏は、停滞が続く世界の自動車市場と比較して中国市場の潜在性は依然として高く、急速に発展する中国経済が中国の自動車市場の発展を後押ししていくとの見方を示す。この背景の下、外資メーカーは中国における研究開発と生産能力のローカリゼーションの構築を急いでいると指摘する。
統計によると、昨年の中国自動車市場の成長率はわずか2.45%。しかしキャデラックの昨年の販売数は前年比73%増の3万台で、今年の上四半期も前年比20%の増加となった。ルノーの中国販売数も昨年は前年比65%増の2.4万台で、今年の販売計画は4万台以上を目指している。