世界第二の自信
世界第二の経済大国の座を中国に明け渡したことを、日本の関係者はなかなか受け入れられずにいる。
しかし彼らは、音楽やゲーム、映像、出版などの「コンテンツ産業」の規模が依然世界第二であることについては誇りを持っているようだ。「コンテンツ産業においてはアメリカが40%のシェアで、日本がそれに次ぐ10%を占める。中国はわずか3%だ」と自信ありげに語る。
確かにそれは言えている。世界のアニメのうち60%は日本作であり、『ポケットモンスター』を放送した国と地区は68にものぼる。関連商品の累計販売額は3兆円を超え、ゲームソフトの海外市場規模も7000億円に達する。
ただし角川グループの角川歴彦代表はこういった数字を挙げた後も、中国の関係者の前では謙遜を忘れない。「5000年の歴史を誇る中国の底力は凄まじいものがある。コンテンツ産業でも本気を出されたら、日本など敵ではないだろう」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月27日