消費者への融資を推進するため、中国側は引き続き法定手続きに従い、条件に適合する外資を含めた自動車ローン会社とファイナンス・リース会社が中国で金融債券を発行することを許可することを承認した。資産の証券化に関しては、外資系金融機関と中国国内資本の機関は同等の待遇を受けるものとした。
中国は関連規定の修正によって、外国投資家が合資証券会社において49%を超えない株式を保有することを許可し、合資会社は株券(人民元建て普通株・外貨建て株含む)と債券(国債、社債含む)の受託販売と代理業務に従事することが可能である。合資証券会社が満2年以上継続して運営し、関連条件に適合した場合、業務範囲の拡大を申請する事ができる。中国側は、外国投資家の合資先物取引取扱会社における49%を超えない株式の保有を許可することを承諾した。中国資本市場の対外開放を着実に推進するために、中国側は適格海外機関投資家(QFII)の投資総額を800億ドルまで引き上げる予定である。
「中国証券報」より 2012年5月7日