第111回中国輸出入商品交易会(広州交易会)が5月5日に閉幕した。広州交易会の公式データによると、今回の広州交易会に参加したバイヤーは21万人を超え、前回よりやや増加し、過去最高を記録した。しかし、世界的景気低迷の影響により、輸出成約額は前期比で5%近くの大幅低下という広州交易会史上稀に見る状況となり、油断は許されない。7日付中国証券報が伝えた。
広州交易会のスポークスマン劉建軍氏は閉幕式において、5月5日までに世界213の国・地域から21万831名に上るバイヤーが、第111回広州交易会を訪れ、バイヤー数は第110回同期に比べ0.179%、第109回同期に比べ1.169%増加し、過去最高を記録したと述べた。
バイヤー数においては再び最高記録を更新したものの、外部環境の影響により、今回の成約状況は思わしくないものとなった。広州交易会の公式データによると、輸出成約額は360億3000万米ドルで、前期比4.8%減、前年同期比2.3%減だった。広州交易会の過去のデータを見ると、2008年の金融危機を除き、成約額が著しく減少したのは極めて稀なことである。