劉建軍氏は「新興市場国との成約額が著しく増加したが、欧米市場との成約額が引き続き減少しことが今回の広州交易会の特徴である。欧州債務危機の影響により、欧州連合(EU)からのバイヤーは15.5%減少し、EUとの成約額は5.6%減少している。アメリカとは、同国の深刻な雇用状況の影響を受け、成約額が8.1%減少し、成約額全体の減少に拍車を掛けた。一方で、新興市場開拓の成果が徐々に表れ始め、インド、ブラジル、ロシア、南アフリカなどの新興市場との成約額は4.1%増加し、アフリカ諸国との成約額は13.5%増と大幅な成長が見られた。新興市場が強い勢いを見せているものの、中国の従来の主要市場は依然欧米であるため、新たな増加分では減少分をカバーできず、成約額は全体的に落ち込んだ」と分析している。
「中国証券報」より 2012年5月7日