中国全土を見ると、毎年1300万人が農村から都市へ移住し、農業従事者は急激に減少している。しかし中国の農業生産量は他のどの国より多い。中国は世界のわずか8%の耕地を使って世界人口の20%近くの人々を養っているのだ。過去10年で、農産物の輸出も13.2%伸びた。
かつて農民が自分で耕していた小さな田畑は統合され、就業機会も多様化してきた。「これまでは自給自足の小さな田畑の集まりだったが、今は大会社の経営する農場に変わった。新卒の就業機会を増やす機会にもなっている」と、この農場の副総経理は話す。2005年に作られたこの農場には、レストランやホテル、釣り堀などリゾート施設もあり、週末に田舎気分を味わいたい北京人を魅了している。
中国の農業は現在、大きく変わろうとしている。しかし偏見はまだ存在する。多くの地域で、農業は貧しい生活方式と蔑まれ、なり手がいない状態にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月10日