5月15日、400キロメートル離れた国際宇宙ステーションが発表した『地球生命力報告書2012』によると、過去40年間で地球の生命力は28%低下し、「非常に不健康」な状態であることがわかった。
熱帯低収入国家の被害深刻
15日、世界自然保護基金(WWF)の普及大使を兼任する欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士であるアンドリュー・コペルス氏は国際宇宙ステーションから世界に向けて、同機関が調査した『地球生命力報告』を発表した。
『地球生命力報告』はWWF、ロンドン動物学会(Zoological Society of London=ZSL)及びグローバル・フットプリント・ネットワーク(Global Footprint Network= GFN)が共同で編纂したものである。報告書によると、1970年から2008年にかけて、地球の生命力指数は28%低下し、中でも熱帯の低収入の国家では61%低下しており、被害が深刻な地域であるという。
地球生命力指数は、世界2600種9000個体群の変化の状況を追跡記録しており、地球の生態系の健康状態を測るものである。
2050年には2.9個の地球が必要