◆競争優位確保のハードル日増しに高く
「7,8年前、不動産企業の年間売上高が100億元を超えることなど、想像も出来ないことだった。しかし今、100億元の売上高を叩き出している不動作企業は既に数十社も存在する」と中国指数研究院黄瑜常務副委員長は言う。
中国指数研究院の統計データから、2011年の中国不動産企業100強の売上高合計額は前年比17.5%増の計1兆6583億元に達し、販売面積は同11.2%増の1億6679万平方メートルで、全国の平均水準を5ポイント前後上回っている。売上高で見ると、100強企業の2011年の市場シェアは28.1%まで上昇し、前年比1.2ポイント引き上げられた。販売面積の市場シェアは15.2%まで上昇し、0.8ポイント引き上げられた。総合実力トップ10不動産企業の売上高の平均は552億2000万元に達した。
売上という指標以外にも、不動産企業の競争優位を確保するためのハードルは日増しに高くなっている。2011年、100強不動産企業の規模は引き続き成長し、資産総額の平均は前年比28.7%増の445億元で、純資産の平均は同26.8%増の118億6000万元だった。100強不動産企業が分布する都市も増加し続けており、中でもトップ10不動産企業が進出している都市は平均40.5都市で、2010年を5.8都市上回っている。
「中国証券報」より 2012年5月16日