10%の家庭がサンプル資産の80%以上占める
中国家庭金融調査・研究センターの甘犁主任は、「報告書は3年の期間をかけて、中国の家庭金融ミクロデータ部門が発表した初めての報告書であり、業界の調査を補うものである。この度の調査でのサンプル採取方法の基準は『無作為抽出法』を採用した。まず、全国から2585の県・区(チベット自治区、新疆ウイグル自治区、内蒙古、香港、マカオ、台湾省除く)を抽出し、市・県の中から住民委員会/村民委員会を抽出し、最後に委員会から各家庭を抽出した」と説明した。
疑問の声が多い、「中国の都市世帯の資産平均が247万元(約3218.8万円)」との結果について、調査に参加した西南財経大学の学生である張睿氏は「我々のデータでは、最も裕福な10%の家庭が調査対象となった資産全体の80%以上を占めており、そのため平均値が引き上げられた。そして、もっと説得力がある数値が中央値であり、サンプル世帯の資産の中央値は40万5000元(約526.5万円)で、つまり、一般的な都市世帯の資産は40万5000元(約526.5万円)前後であることを意味する」と解説した。
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