中国商務部研究院の李健氏は、「この1-2週間で、米国・EU経済に新たな問題が生じたため、中国の輸出額が引き続き減少するだろう。これはマクロ経済全体に影響し、特に中国経済の先行き不安につながる」と指摘した。
中国経済の成長率の鈍化が続いている。現在の成長率は、依然として年初の予想目標(7.5%)の範囲内で、全体的に安定した経済運営を維持しているが、鈍化の圧力が深刻化しつつある。経済運営の先行き、厳しい世界経済環境を考慮すると、中国経済の早期の基礎固めが重要となってくる。
関心が最も高い金融政策について、中国国務院常務会議は、「安定的かつ健全な金融政策の基本方針を貫くと同時に、合理的な社会融資規模を確保し、銀行融資の構造を調整し、実体経済の需要を満たすことを重視するべきだ」と指摘した。