◆低コスト作品が日本進出
漫画制作会社・夏天島工作室の姚非拉総経理は、同社所属の漫画家・猪楽桃による「瑪塔黄金国歴険記」が日本で放送されることについて、驚きを隠せない様子だ。「同作品の制作コストは低く、当たれば儲けものと思われていたが、まさかこれほど容易に日本市場に進出できるとは思わなかった」。
同作品の今後について、日本のキャラクターコンテンツビジネスプロデューサー・安田勲氏は自信を深めており、より多くの中国作品の進出を望んでいる。夏天島は2007年に集英社と提携し、漫画家・夏達の「子不語」が日本進出を果たし、「ウルトラジャンプ」で連載された。
桃氏は、「日本との提携では、私が何かをする必要はなく、すべて相手任せになっています。日本のアニメ産業が成熟している理由は、市場関係者が創作そのものを重視し、優れた鑑賞眼を持っていることで、またPR方法もきめ細やかです。彼らに見出された作家は気が楽です、創作に励むだけでよいのですから」と語った。