◆日本アニメの7割は中国産
日本アニメ産業はその初期段階で、中国を参考にしていたと言える。上海万氏兄弟が制作した80分間に渡る大作「鉄扇公主」は、世界で2番目に制作された長編アニメで、1937年にディズニーが制作した「白雪姫」からわずか4年後のことであった。当時小学生だった手塚治虫は同作品に魅了され、漫画創作の道を歩み出し、日本アニメの先駆者となった。
日本貿易振興機構(ジェトロ)上海センター市場開発部長の吉田悠吾部長は、「日本アニメは漫画を動力源とし、産業チェーンの発展を促している。アニメのストーリー、キャラクター、シーンは漫画に基づいている。日本の漫画は1940年代後期からスタートし、すでに漫画雑誌・単行本・TVアニメシリーズ・映画・関連商品による産業チェーンが形成されている」と説明した。