国務院発展研究センターマクロ経済研究の張立群研究員は、「野菜価格が割高な情況の中、4月の消費者物価指数(CPI)の前年同期比伸び率は3.4%まで縮小した。5月、野菜価格は前月に比べ既に明らかな下落を呈しており、加えてタイムラグ要因の影響により、5月のCPI前年同期比伸び率の低下幅は拡大するだろう」と指摘する。
民生証券マクロ経済アナリストの張磊氏は「5月、食品価格と非食品価格は共に明らかな下落傾向となり、5月のCPI前年比伸び率は3.2%以内まで低下する可能性がある」と見ている。
第一創業証券研究報告は、「5月のCPIにおける食品価格は前期比0.6%低下、前年同期比6.7%上昇となり、CPI前年比伸び率を2.0ポイント押し上げる。非食品価格は前期比0.1%上昇、前年比1.6%上昇で、CPI前年比伸び率を1.1ポイント押し上げると見込まれる。食品と非食品の要素を綜合すると、5月のCPI前年比伸び率は3.1%まで低下すると予想される」と示した。