現在、中国で稼働中あるいは建設中の原発の発電設備容量は4千万キロワットに上り、国家発展改革委員会が2007年に発表した「国家原子力発電発展専門テーマプラン(2005-2020年)」で設定された20年の目標に迫っている。このため国家エネルギー局が先頭に立って制定されたこのたびの「2020年原子力発電中長期発展プラン」では、今後の発電設備容量の目標値を調整するとしている。
中国の原発設備建設企業の一つである中国電力投資集団は、20年の原発ユニットの発電規模は1400万キロワットに上り、発電設備容量全体の10%を占めるとの見込みを示す。
原発の発電設備容量を今後どれくらい引き上げるかについて、業界ではさまざまな意見があるが、市場関係者の多くは20年には7千万キロワット前後に達すると予測する。