2012APEC(アジア太平洋経済協力)中国工商業指導者フォーラムが7-8日に北京市で開催される。今回のテーマは「発展の課題」。2日間の会期中、アジア太平洋経済の持続可能な成長、投資環境と消費市場、グリーン成長、食糧の安全保障、企業の国際化、人民元の新たな役割、都市化のチャンスなどさまざまな議題に焦点を合わせて討論を行い、各方面の対話・交流を積極的に作り出し、意志疎通の重要なプラットフォームを構築していくという。中国新聞網が7日伝えた。
このフォーラムはAPECの重要な構成要素として、各方面の注目を集めている。フォーラムには3つの大きな狙いがあり、▽工商業界のリーダーが一堂に会し、アジア太平洋地区はもとより世界の経済をめぐる中核的問題を掌握すること▽企業のリーダーと政治のリーダーとの連携を促進し、商業的利益と政策の方向性とを調和させること▽ビジネス界のリーダーの意志疎通のプラットフォームとなり、ビジネスリーダー同士が協力したり経験を共有したりする機会を増やすこと、の3点だ。
フォーラムに先立って行われた発表会で、APECの協賛企業であるアジア企業フォーラムのスチュワート・ケンプ執行理事によると、中国経済の地位が向上を続けるのにともない、中国はますますアジア太平洋の各方面に注目されるようになっている。昨年のサミットではあらゆる人が中国について語ったが、惜しいことに、中国が現在の位置づけを十分に利用するにはどうするかについて、十分に討論する時間がなかったという。