ここ数年来、中国経済はインフレ、成長ペースの鈍化、輸出が輸出先に阻まれるといった発展における苦境をくぐり抜け、ハードランディングのリスクを有効に解消した後、「安定の中での進歩の追求」という発展の方向性を引き続き維持してきた。国は中国企業の海外進出を奨励すると同時に、実力や潜在力を備えた海外の優秀な企業の中国進出も歓迎してきた。
こうした動きについて、ケンプ執行理事は次のような見方を示す。APECは専門のフォーラムを開設して、中国に関連する問題を討論する必要がある。われわれはこれまでずっと高い水準の国際フォーラムの開設に向けて努力を重ねてきたので、来週に北京で開催される会議は期待に応えるものになると考えている。フォーラムでは、参加者の多くが中国の経済成長がグリーン成長を実現できるかどうかや、中国企業が国際化にあたって直面する課題に関心を示すとみられる。海外からの参加者にとって、今回の会議は絶好の機会であり、会議を通じて中国でのビジネスのやり方や中国とのビジネスのやり方を理解することになるという。
「人民網日本語版」2012年6月7日