▽外資系ビールは中国で苦戦中
実際のところ、青島ビールと外資系ビール企業との国内市場における協力モデルはこれが初めてではない。
煙台ヒ酒集団有限公司はかねてより日本のアサヒビールと協力関係にあり、双方とも相互に利益があるとしている。今また青島ビールがサントリーと協力して合弁会社を設立したことは、青島ビールが華東市場に進出する上での地ならしになったといえる。
張董事会秘書は、「今はまだ協力プラットフォームを構築しただけで、具体的な協力の内容は株主総会で可決されて初めて決定するのであり、長い時間を要する。今はまだ何も話せない」と述べた。
方さんによると、アサヒと煙台ヒ酒の協力モデルは広く認められている。そこで青島ビールとサントリーの協力では、双方が利益最大化の目的を踏まえさえすれば、それほど大きな問題は発生しないとみられる。