▽不足分は3500万キロワット以下?
電監会と中国電力企業連合会は4日、「2012年全国電力信頼性監督管理作業会議・電力信頼性指標発表会」を共同開催した。同連合会の孫玉才常務副理事(同連合会党組書記)の指摘によると、今年の夏が酷暑だった場合、約3500万キロワットの電力が不足する。これは昨年夏の電力不足とそれほど変わらない数字だ。
国家電網公司もこのほど夏のピーク期を迎えるにあたっての会議を開催した。会議によると、現在、中国経済は鈍化しており、電力需要は全体としてバランスが取れているが、夏が来れば電力供給エリア内で需要が高まり、電力需要の増加率が9.3%に達して約2500万キロワットから約3700万キロワットの電力不足が出現する見込みだという。
同連合会と電網公司がうち出した予測データに対し、林さんは次のような見方を示す。今年は全体として経済情勢が弱体化し、成長ペースが目立って鈍化しており、電力需要の情況は昨年よりもよくなるとみられる。3500万キロワットというのは予測データに過ぎず、具体的な状況がどうなるかについて今はまだはっきり言えない。
「人民網日本語版」2012年6月8日