一部の高級住宅も販売を加速している。大望京1号地に位置する高級住宅プロジェクト「遠洋万和公館」は、6月上旬の発売当日に8億2000万元の販売額を達成し、北京高級住宅市場で5年ぶりとなる販売記録を樹立した。同プロジェクトは1期目に、1戸あたり256平方メートル、280平方メートル、350平方メートル等の住宅を販売し、平均価格は1平方メートル当たり5−6万元となっている。
高級住宅が販売を加速する中、郊外を中心とする実需の多い分譲物件が、依然として不動産市場で高い比率を占めている。不動産コンサルタントの偉業顧問の市場発展部から提供された統計データによると、6月1−6日の住宅市場供給戸数は977戸に達した。主に消費者が居住環境の改善を目的に購入する、北京の近郊に位置し、かつ面積が120−150平方メートル、90−120平方メートルに達する住宅が中心となった。
偉業顧問市場発展部の袁陽総経理は、「6月も全市の供給量が増加を続け、取引件数が5月の勢いをキープする可能性が浮上している。通州、大興、房山等の人気の高い地域では、依然として小型マンションを中心とし、実需のある顧客を引きつける。懐柔、密雲、門頭溝等の近郊では、顧客が居住環境の改善を目的に初めて購入する住宅を中心とする」と説明した。