情報によると、監督・管理部門は商業銀行に対して、省クラスの地方政府融資プラットフォームに対する貸付支援を全面的に再開するよう求めており、流動性リスクの発生を防止する狙いだ。
連氏は、「地方政府の融資プラットフォームに対する監督・管理の緩和には、資金繰りの良好なプロジェクトに対する新規融資が含まれるだろう」と予想した。
「各行は貸付の増加により、先ほどの金利引き下げと預貸金利差の縮小による影響を払拭する構えだ。中国銀行業の収益力が低下する中、各行は利益成長を維持するため、今後数カ月内に貸付の拡大に本腰を入れるだろう。政府の「安定的経済成長の維持」という政策が追い風に、下半期の投資状況も引き続き改善する」と連氏が指摘する。
連氏はまた、国際金融市場に突発的かつ深刻な事件が起きない限り、中央銀行がさらなる金利引き下げを実施する必要はないとしている。
「中国証券報」より 2012年6月21日