英石油大手BPは北京で26日、「2012年世界エネルギー統計年鑑」を発表した。世界の一次エネルギー総消費量は2.5%増となったが、中国は8.8%増に達した。一方で先進国の間では、マイナス成長も見られた。中国の昨年の石油消費量は、増加率で世界一となり、1日当たり50万バレル増となった。なお、世界の石油消費量は、1日当たり60万バレル増となった。アナリストは、「発展段階や経済構造等の要因により、中国の石油消費量が急増している」と分析した。新京報が伝えた。
同統計データによると、中国の昨年の石油消費量は1日当たり50万バレル増に達したが、世界の石油消費量は1日当たり60万バレル増となった。昨年の世界全体の石油生産量は、年間を通じて1.3%増にとどまり、1日当たり110万バレル増となった。実際の量について論じれば、昨年の米国の石油消費量は依然として中国の約2倍に達し、1日当たり1883万5000バレルとなった。中国の昨年の石油消費量は、1日当たり975万8000バレルとなった。
中国国家情報センターのエネルギー問題専門家の牛犁氏は、「先進国の人口は約10億人で、100年間をかけ世界の60%のエネルギーを使用し工業化を実現した。現在、発展途上国の人口はより多く、各国が工業化を目指している。今後エネルギー価格の高騰が必然的であり、中国の受ける影響が特に深刻だ。中国国内の石油供給を確保するため、中国国内の石油会社による海外との提携を推進すると同時に、経済構造のモデルチェンジとアップグレードも必要となる。また適度な価格調整により資源を合理的に配分し、節約に努めるべきだ」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年6月27日