6月27日、米欧日はWTOの紛争処理制度に対し、パネルを設置し、中国のレアアース、タングステン、モリブデンの原材料輸出規制措置を調査することを求めて提訴した。
国務院新聞弁公室が6月20日に発表した白書「中国のレアアースの情況と政策」では、中国が保有する世界の23%のレアアース資源で世界の市場供給の90%以上を担っていることが明確に指摘されている。沈報道官も同月26日に商務部が行った定例記者会見で記者からの質問に応えた際、中国が行っているレアアースの採掘、生産、輸出の制限は、完全に資源保護、環境保護、国民の健康という目的に基づくものであると強調。中国はこれからも国内の資源、生産、消費、および国際市場の情況を総合的に検討することを土台として、各年度のレアアース輸出割当量を合理的に確定していくという。
「人民網日本語版」2012年7月2日