中国老齢協会主催の「人口高齢化への積極的対策戦略討論会」が7月1日、北京で開催された。全国人民代表大会常務委員会の華建敏副委員長、国家人口高齢化戦略研究プロジェクトチーム専門会委員会の蒋正華主任、民政部の李立国部長など、高齢化問題の専門家や学者ら200人あまりが出席し、高齢化対策についての討論を行った。
60歳以上の高齢者1億8500万人に
2011年末、中国の60歳以上の高齢者人口は1億8500万人に、2050年頃には4億8000万人前後に達し、総人口の1/3を上回り、高齢化が最も進んでいる国の仲間入りをするという。
華建敏副委員長は「『十二・五(第12次五カ年計画、2011-2015年)』期間中、中国は最初の高齢者人口増加のピークを迎え、年間平均860万人のペースで増加し、『十二・五』期間末には、全国の高齢者人口は2億2100万人に達し、全人口の16%を占める。2021年から2035年、二度目の人口増加のピークが訪れ、年間平均1100万人あまりのペースで増加する。