リコール理由は安全面の問題
リコールの理由は電子部品や機械部品の不具合など様々だ。ゼネラルモーターズ(GM)とフォードはアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、ホンダはライトとオイル・フィード・パイプに不具合が見つかった。国家質検総局のサイトは、北京現代汽車有限公司のエアバッグの不具合について、「停車時や徐行時にエアバッグが誤って開くことがあり、危険につながる可能性がある」と説明。一汽大衆轎車公司の元エンジニアである趙竜氏は記者に対し、「車のどのパーツの異常も事故につながる可能性がある。ライトの問題は夜間、降雨や降雪時の運転に支障をきたすだろう。ライトが原因で事故を起こしたケースは多い」と話した。
また、多くのメーカーはコストを抑えるため、材料費を削ると同時に部品の生産を他のメーカーにアウトソーシングし、質を保証することが難しくなっているという。リコールはメーカーの名誉と利益に大きく影響する。コスト削減後に問題が生じてリコールすれば、自身を傷つけることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月3日