人口構成の変化が新たなチャンスの源である。一人っ子時代において、女の子を持つ親たちは、娘が成功するように育てるしか道はないのだ。
自分の仕事を持つようになった女性の多くは、前の世代では考えられないような金銭的独立を勝ち取っている。お金を稼ぐようになったことで、彼女たちにより多くの発言権が与えられた。
一方で、成功によって新たな課題も浮かび上がってきた。最も顕著なのは、家庭と仕事の両立である。他の国と同様、中国のキャリアウーマンのママたちは、子供や夫、老人の面倒を見る時間を取りにくい。結婚生活を味わいたい一方で、仕事も捨てがたい。成功し、金銭的に独立すればするほど悩みが増えると、多くの女性が不平を漏らす。「負け犬」になる恐れもある。ケイトさんは、いいキャリアを築いていたり、収入が自分より多かったりする女性を敬遠する男性が少なくないと言う。また中国の多くの職場ではいまだに、セクハラや女性差別、結婚差別といった昔ながらの問題が存在している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月4日