同報告書を入手したあるメディア関係者は、「これほどの開きがあるとは思わなかった」と驚く。同関係者の観察によると、ここ2-3年、重要な経済データ予測では、たとえばGDPや消費者物価指数(CPI)などの予測では、国内の経済研究機関の間に0.5%以上の開きがあることはまれだった。今回これほど大きな開きが出たのは、第2四半期に成長率が8%を割り込んだ後、経済学者たちが先を見通せなくなっていることが原因と考えられるという。
同報告書によると、今回作業に参加したすべての研究機関がうち出した予測データを単純に平均、あるいは加重平均すると、今年第3四半期のGDP成長率は7.8%になるという。
郎潤予測は今年第2四半期の成長率予測を、加重平均で8.1%、単純な平均で8.2%としていたが、実際は7.6%にとどまり、0.5%の誤差が生じた。結局のところ市場が楽観的な方向に向かうのか、悲観的な方向に向かうのかは、いまだに答の出ない謎だ。
「人民網日本語版」2012年7月23日